top_rogo.gif (16396 bytes)

南北コリアと山口の友達・絵画展 「多かった手つなぐ絵」 統一、友好など多彩なテーマ

朝鮮の生徒たちの絵を鑑賞する神田小の生徒たち
 「つなげよう子供たちの未来へ」南北コリアと山口の友達・絵画展が5月22、23の両日、山口県の海峡メッセ下関で行われ、同胞、日本市民、朝・日の生徒ら約400人が観覧した。会場には在日、北、南と日本の生徒たちの描いた計303点の絵が展示された。

 2001年から東京、平壌、ソウルなどで行われてきた絵画展。今回は、山口県コリアンキッズクラブ「キラユラ会」が総聯結成50周年行事に合わせ企画した。

 会場には、下関朝鮮初中級学校、宇部朝鮮初中級学校、徳山朝鮮初中級学校の生徒をはじめ1歳から中級部までの同胞児童・生徒、下関市立神田小学校をはじめ日本学校、北南朝鮮の生徒たちの絵が展示された。

 自由なテーマで絵を募集したところ、北南と在日、日本の子どもたちが一緒に遊ぶ姿を描いたものが多かった。「キラユラ会」の朴陽子さんは「手をつないでいる絵が多い。子どもたちの描く絵には偏見や差別などなく、心のままに表現されている」と語る。祖国統一や日朝友好をテーマにしたものも目立った。

北南朝鮮の生徒たちの絵

 徳山初中のチョン・ソナさん(初2)は、「みんなが一つになっていっしょに統一列車に乗ろうと」統一列車を描いた。

 「みんなが仲良く笑いあえるといいなと思いながら描いた」というリ・キョンスクさん(下関初中、中3)の絵は、チョゴリとセーラー服を着た子どもたちが平壌と山口から伸びる虹の滑り台を降りる様子を描いたポスター調のものだ。

 同胞オモニらが講師を勤めるハングル講座に通う下関市在住の男性は「色が明るく、純粋な心が表れている。子どもたちの希望が達成されるといい」と感想を語った。

 会場にかけつけた神田小の生徒たち(小6)は、「朝鮮学校の子は絵が上手。一度話してみたいな」と照れながら話した。

 会場には朝鮮学校を紹介するパネルコーナーも設けられ、学芸会などの様子を撮ったビデオが上映された。(李泰鎬記者)

[朝鮮新報 2005.6.4]