強制連行調査団資料集17 「今、強制連行犠牲者の遺骨は」出版 |
朝鮮人強制連行真相調査団の活動や研究などをまとめた資料集17「今、強制連行犠牲者の遺骨は」が出版された。 今回は、遺骨問題に関する北南朝鮮の遺族と被害者団体の主張が取り上げられており、北海道、埼玉、岐阜、岡山、山口、福岡の調査報告がまとめられている。福岡県強制連行犠牲者の名簿とその分析、解説についても掲載されている。後半には、遺骨調査や返還についての各地の取り組みに関する新聞報道も掲載されている。 日本政府は今年に入り、徴用犠牲者の遺骨の実態調査に取り組み、全国の寺院や自治体、企業に協力も求めている。調査団は、日本政府の取り組みが全面的な解決につながるよう訴え続けている。 資料集16と合わせて読むことで、遺骨問題の大まかな流れと各地の現状について認識できる。 頒価は700円、コリアブックセンターなどで扱っている。(注文=TEL 03・3813・9725、Eメール=order@krbook.net) [朝鮮新報 2005.6.11] |