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くらしの周辺−在日のネットコミュニティ

 最近mixi(ミクシィ)≠ニいうサイトを利用している。一言で説明するのは難しいが、要は一見さんお断りのネットワークとでも言おうか。そこに参加するには誰かの紹介が必要で、まずは自分のプロフィールのページを作成する。それからはブログのように日記を書くこともできるし、友人伝にほかの登録者をたどっていって、新たな知り合いを作ることもできる。共通の趣味を持つ者同士でコミュニティを作ることも可能である。たどっていった先に、私が学生時代によく聴いていたミュージシャンが登録していたり、またあるところでは最寄り駅の飲み屋の店長がいたりと、多種多様な人が登録しているあたりに、私は面白味を感じる。

 さて。なぜこのような話なのかというと、先日、ひょんなことから友人と在日同士の「出会い系」のようなものを作れないだろうかという話になったのだが、このようなシステムがあればかなり安全性の高いものを作ることが可能ではないかと思いあたったからである。

 在日社会の「狭さ」を逆手にとって、在日の若者が出会うための潤滑油として使えないだろうか。誰かこのような仕組みを作ってくれないだろうか。…と、このような他人任せの状態であまり大きなことは言えないが、例えば何か大きな行事があろうものならすぐに地域同胞が集まるような、そんな在日社会を十年後も維持しようと思うのならば、手段はいろいろと多いほうがいいのではないか。今日もサイトを見ながらそのようなことをぼんやり考えている。

 ほんとに、誰か作ってくれないかなぁ。(劉英治、会社員)

[朝鮮新報 2005.6.13]