東京国立博物館 遣唐使と唐の美術 |
昨年秋、中国の西安市で、日本の遣唐使の墓誌が新たに発見され、大きな話題を集めました。8世紀前半に中国へ渡り、当時の唐王朝の都・長安で唐王朝につかえ、将来をしょく望されながら現地で亡くなった井真成(セイシンセイ、いのまなり)の墓誌です。この井真成という遣唐使の名前は史書に記載がなく、いったい誰を指しているのか、その出自は朝鮮からの渡来人葛井氏(ふじい)なのか井上氏なのか、さまざまな議論を呼んでいますが、まだはっきりしたことはわかっていません。 本紙では、20名様にチケットをペアでプレゼントします。ハガキで本紙文化部あてに7月5日までに応募ください。なお、発表は発送を持って代えさせていただきます。 今回の展覧会では、この井真成の墓誌を核として、7〜8世紀に日本からの遣唐使がその目にしたであろう唐文化の精華といえる品々を、遣唐使関連の日本伝来の遺品とともに展示します。
会期=2005年7月20日(水)〜9月11日(日) 会場=東京国立博物館 平成館(上野公園) 開館時間=9時30分〜17時(毎週金曜日は20時まで、土・日曜は18時まで開館。入館は閉館の30分前まで) 休館日=月曜日(ただし2005年8月15日(月)は開館) 観覧料金=一般1300円(1200円/1100円)、大学生900円(850円/800円)、高校生800円(750円/700円)、中学生以下は無料。 [朝鮮新報 2005.6.20] |