劇団タルオルム旗揚げ公演 朝鮮語と日本語で2日間公演 「済州島4.3事件」を劇に |
劇団タルオルム(代表=金民樹)の旗揚げ公演「孤島の黎明」(原作=金蒼生、脚本・演出=有近勝)が18、19の両日、大阪市浪速区のインディペンデントシアター2ndで行われた。 済州島4.3事件をテーマにした初舞台では、米軍の指揮の下、軍警、反共青年団などによる討伐作戦で、集団虐殺(ジェノサイド)が行われ、3万人とも8万人ともいわれる無実の島民の命が奪われた様子が描かれた。 朝鮮語と日本語で、2日間、4回行われた公演には、大阪市内を中心に、約640人の観客が訪れた。 在日3世が中心となり結成された劇団「タルオルム(意味=月が昇る)」は、今後も朝鮮語と日本語によるバイリンガル劇団をめざす。 [朝鮮新報 2005.6.28] |