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〈同胞風景〉 五月の同胞大祝典 「万豊年」

 五月の青空の下、同胞大祝典に行ってみた。

 私が考えていた以上に同胞の参加者が多かったので少し驚いた。

 ビールを片手に談笑する同胞たちが目につくなか、舞台の「万豊年」を見た。

 民族的情緒と感性が豊かに表現されている「万豊年」は現代朝鮮歌舞の代表的な作品のひとつであろう。

 在日の若い世代で日本的感性ではなく朝鮮民族のすぐれた感性と情緒を継承発展すべき必要性をあらためて感じさせられた。

 同胞大祝典は同胞の祭りとして毎年行うべきではなかろうか。

 そのようにある事を望みたい。(画、文・林忠赫)

【経歴】

美術科卒(朝鮮大学校3期)

1981   銀座で個展
  83   週刊エコノミスト表紙画
  84   国展出品
  85   国画賞
85〜93  銀座の画廊と契約
86〜94  銀座で毎年画廊企画展
  92    スペイン・バルセロナで招待出品 
98〜00  銀座で個展
  03   銀座(6月)名古屋デパート
       (9月)企画展

※独自の東洋的油彩画の画風を創り出し美術界で高い評価を得ている。

[朝鮮新報 2005.7.2]