「答え」見つけられる授業を |
西大阪初級 美術講師 金泰賢さん 今年4月から西大阪朝鮮初級学校に美術講師として赴任。26歳。初級部1〜6年の図工の授業を週2回教えている。また、大阪市内にあるアトリエ(画家、工芸家などの仕事場)でアシスタント業をこなし、朝青東成支部には欠かせないムードメーカーという一面ものぞかせる。 中大阪初中、大阪朝高卒。大阪芸術大学に進み油絵を専攻した。大卒後の進路は漠然としか描けず防水関係の工場に勤めるも、「やりたいことはこれじゃない」と2年で退職。その頃、初級部の時にお世話になった恩師に誘われ、ウリハッキョの舞台美術を手伝うことに。 堺初級の休校行事(04年3月)で各教室に「ペウムト(壕崇斗)」という題で空間展示の創作にも携わった。「美術教員になってみないか?」。迷ったが決断した。 「美術はほかの授業と違って『答え』がない。生徒たちが自分なりの『答え』を見つけられる授業をしていきたい」と目を輝かせる。 [朝鮮新報 2005.7.12] |