「ボクシングが一番!」 |
大阪朝高 親子2代でボクサー 高栄植さんと高梨香さん 大阪朝鮮高級学校ボクシング部始まって以来、親子2代ボクサーが誕生した。同部OB会会長の高栄植さん(43)と高梨香さん(高1)親子がそうだ。 高会長は同部の主将、朝鮮大学校ボクシング部でも副主将を務めた。一方、娘の梨香さんは、初級部のときは舞踊部、中級部はバスケットボール部に所属した。 梨香さんは当初、「ボクシング部のマネージャーをやりたい」とアボジに相談した。「やりたいならやれ」とアボジも二つ返事で承諾。だが、日が経つにつれて娘の態度に「おやっ?」と思うようになった。 「シューズがいるだの練習着がいるだの、なんだか話が違ってきて…。選手として部に入りたいっていうんですよ」 愛娘が殴りあいをする事に反対するのは親心。しかし最後には本人の希望通りにさせた。 梨香さんは、ボクシング部に入ったきっかけを「アボジがやっていて、少し興味があったから」と話す。 「とてもやりがいがある。舞踊、バスケよりもボクシングが一番おもしろい。アボジとの会話も増えた」 高会長は、「やっぱりケガはしてほしくない」と親心をのぞかせる。反面、「実戦を見たりすると『もっと手を出せ』なんて声が出てしまって。矛盾もあるんですけどね」と苦笑い。でも、「やるからには全国大会の演技の部で優勝してほしい」と願う。 「先輩にしっかりついていって、アボジの期待にこたえたい」 [朝鮮新報 2005.7.13] |