8月13日〜9月4日 東京・国際交流基金フォーラム 世界遺産 高句麗壁画古墳展開催 |
社団法人共同通信社は、同社の創立60周年記念事業として「世界遺産 高句麗壁画古墳展」を8月13日から9月4日まで、東京都港区の国際交流基金フォーラムで開催する。 2004年7月に朝鮮民主主義人民共和国の「高句麗古墳群」と中国の「高句麗の首都と古墳群」が、同時に世界遺産に登録された。4世紀から7世紀にかけて東アジアの美術史のなかでも特筆すべき絵画性を持つ高句麗古墳壁画。 本展では共同通信社が、世界遺産登録後初めて取材団として訪朝し、詳細に撮影した朝鮮の古墳群の写真と映像を中心に、1910年代に描かれた模写、高句麗古墳復元模型、壁画古墳の保存の在り方を展観する。 〜高句麗壁画古墳〜
高句麗(紀元前1世紀〜7世紀)は、中国・遼寧省桓仁で建国され、吉林省集安、平壌と南下しながら遷都を行い、5世紀には中国東北部から朝鮮半島北部にかけて最大の版図を誇った。集安や平壌周辺には、高句麗時代の遺跡が数多く残されており、石室封土墳に見られる壁画は、当時の生活文化や思想などが生き生きと描かれている。 安岳3号墳には、華麗な衣装をまとった墓主夫人図、かまどの火が赤々と燃え続けているような厨房、牛車の後を歩く女性など、当時の生活風俗をリアルに伝えている。後期に建築された江西大墓・中墓には、青龍、白虎、朱雀、玄武の四神図が壁面全体に描かれており、高句麗人の死生観が感じ取れる。 【開催概要】 主催:共同通信社 後援:(社)日本ユネスコ協会連盟 会場:国際交流基金フォーラム(東京都港区赤坂2−17−22、赤坂ツインタワー1階)。 会期:8月13日(土)〜9月4日(日)11時〜19時(月曜日休館) 入場料:一般500円(400円)、高大生400円(300円)。( )内は、前売券および20名以上の団体割引料金。中学生以下無料、障害者とその介護者1名は無料。 問い合わせ:共同通信社事業本部事業部(東京都港区東新橋1−7−1、汐留メディアタワー、担当・石森、木村、坂本。TEL 03・6252・6035、FAX 03・6252・6050 Eメール=saiji@kyodonews.jp)。 [朝鮮新報 2005.7.20] |