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東京・上野で金斗権さんの80歳の誕生日と詩集「雲住山」出版記念する集い

東京で開かれた詩集「雲住山」出版を祝う会(10日、上野・東天紅)

 詩人金斗権さんの80歳の誕生日を祝い、4冊目の詩集となる「雲住山」の出版を記念する集いが、10日、東京・上野の東天紅で約45人が出席した。

 金さんは1925年、慶尚北道出身の1世で、解放直後渡日し、53年から民族学級の教師として民族教育の現場に足を踏み出して以来、京都中高、文芸同中央などで活動するなど一貫して在日同胞の民族性を守る場で活動してきた。

 この日の集いはそうした金さんの労苦を労い、共に民族教育や文化活動に献身してきた長い間の友人たちが発議して開かれたもの。

 集いでは金学烈・朝鮮大学校元教授が詩集「雲住山」について触れながら、金さんは在日同胞の暮らしに寄り添い、そのきめ細かい生活のディティールまで詩的に描写しながら、同胞の愛と夢と志を見事に歌ったと高く評価した。

 また、金尚一・総聯文化局長も「長い間文化、教育活動に従事した金さんが、老益壮の気風でますます健康で活躍することを願う」とあいさつした。

 終わりに金さんが答礼のあいさつに立ち、「祖国と組織の支えがあったからこそ、一筋の道を歩くことができた。また、詩集を出す度に多くの反響を寄せてくれた同胞のみなさんに心から感謝したい」と述べた。

[朝鮮新報 2005.7.20]