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兵庫・西宮で「アリラン」上映会 「民族のルーツと歴史を」

 2003年、平壌とソウルで同時上映された名作映画「アリラン2003」が各地で上映されている。西日本では8月27日に兵庫県西宮市で初公開される。

 西宮商工会は、8.15祖国光復60周年を記念して、すべての同胞に民族和解と統一への希望を与えたいとの思いから、 総連、民団の共同後援のもと上映会を行う(主催=西宮・芦屋コリアンコミュニティー実行委員会)。総連、民団の共同行事は西宮で初めてだという。

 実行委員会の康邦三委員長(西宮商工会会長)は、「8.15の原点を見つめ直し、故郷の懐かしさ、古き良き新鮮さを感じ取ってほしい。日本人にも『韓流ブーム』や上辺だけでなく、朝鮮民族のルーツと歴史を知ってもらいたい。そして、日本との真の友好親善、朝・日国交正常化の雰囲気作りにつなげたい」と語る。

 映画「アリラン」は、3.1独立運動(1919年)に参加したことで逮捕された青年とその家族に起こる不幸を、日本の植民地支配下にあった1920年代の朝鮮半島を再現して描いたもの。1926年に制作された「アリラン」を、監督の羅雲奎氏の生誕100年に際して李斗繩ト督が再現した。2003年には平壌とソウルで同時上映され、「涙と笑いで半島全土を震撼させた」。

 日時=8月27日(土)、第1回は午前11時〜、第2回は午後3時〜、第3回は午後6時〜。

 場所=西宮アミティホール(西宮市役所南隣、阪神西宮駅市役所口から徒歩すぐ)

 チケット=全席自由1500円(65歳以上は第1回上映にかぎり1000円、要証明)

 主催、問い合わせ=西宮・芦屋コリアンコミュニティー実行委員会(TEL 0798・33・0027)

 後援= 総連西宮支部、民団西宮支部

[朝鮮新報 2005.8.3]