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「楽しいし、達成感ある」

神戸朝高 双子の女子ボクサー 崔慶淑、崔華淑さん

 在日本朝鮮学生中央体育大会の女子ボクシング競技に双子の選手が出場した。

 神戸朝高3年の崔慶淑(写真左)、崔華淑さん姉妹だ。あまりにもそっくりなため、ジャッジの判定はグローブの色で見分けるようにした。

 女子ボクシング競技は、シャドーボクシングとマスボクシングの2種類でその演技を競いあう。実戦はない。しかし、いざ競技が始まるとパンチが相手の顔に当たるなど、本番さながらの迫力で試合が展開される。崔さん姉妹のファイティングポーズと相手を見抜くような真剣な眼差しは、一人前のボクサーの雰囲気を漂わせる。

 互いにボクシングを始めたのは高3の4月から。初、中級部ではバレーボール部に所属し、高2まではスポーツを中断していたが、「元々、格闘技好き」(慶淑さん)、「ボクシングに憧れ」(華淑さん)があって互いに話し合って入部を決意。練習は男子と同じメニューをこなすというから驚きだ。

 「練習はしんどいけど、日に日に成果が出ることに楽しさを覚えた」

 今大会、3年生部門で崔華淑さんが優秀選手賞を受賞。これからボクシングを続けるかの質問に「それは考えていない」と言う。でも、「とても楽しいし達成感がある。今を楽しみたい」と口をそろえた。

[朝鮮新報 2005.9.27]