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古朝鮮一帯で発生 囲碁の故郷は朝鮮

 9月27日発の朝鮮中央通信は「パドゥク(囲碁)の故郷は朝鮮」という次のような記事を配信した。

 パドゥクが今から5000〜4000年前、古朝鮮一帯で発生したことを示す歴史的事実資料がたくさんある。

 歴史書籍には、高句麗、百済、新羅の三国時代にパドゥクが流行ったと記録されている。交通手段の水準が低く、文化交流がほとんどなかった当時、古朝鮮の子孫が建てたこれらの国でパドゥクが流行ったのは、それが古朝鮮時期に発生したことを示唆している。

 パドゥクという言葉自体が固有の朝鮮語なので、囲碁が伝統的な民俗遊戯であったことがよくわかる。こんにちも、民間ではパドゥクに関する言葉に由来し、先祖代々伝えられる「パドゥク田んぼ」「パドゥク模様」のような表現が数多く使われている。

 パドゥクにちなんだエピソードやことわざ、文学、芸術作品も伝えられている。

 金時習の小説集「金鰲新話」に収録されている短編小説「万福寺のユッノリ(すごろく)」、15世紀の金孝一の詩「秋をうたう」などにはパドゥクを描写した表現があり、李朝時代の有名な詩人である金炳淵が創作した詩「パドゥク」もある。

 高麗時代には、パドゥクの上手な人を「国手」と呼んで優遇し、外国に送る使臣も「パドゥク名手」を選抜したという。これらの歴史的事実は、朝鮮でパドゥクが発生し、発展したことを実証している。現在朝鮮では、パドゥクが積極的に奨励され、数多くの「パドゥク神童」が現れている。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2005.10.7]