祖国の囲碁普及に尽力 |
船橋市「文化スポーツ功労者」 具快萬さん 在日本朝鮮人囲碁協会会長として長年重責を果たした。囲碁を通じて朝・日友好の輪を広げてきた半生が、このほど船橋市から認められ、「教育文化スポーツ功労者」として顕彰された。名誉ある受賞に「自分からは誰にも連絡していない」とはにかんだ。市が開く少年少女らによる囲碁大会には実行委員長として10年以上携わってきた。その過程で前市長、現市長をはじめとする多くの日本市民との広い人脈を築いてきた。 89年、「朝鮮囲碁協会」設立のために「協力してほしい」という祖国からの要請にはふたつ返事で応えた。設立から今日まで、祖国の囲碁における普及発展に「在日」として人後に落ちない貢献をしてきた自負心がある。祖国で「育ててきた選手」は、先月末に中国で行われた「2005年商業杯」杭州国際囲碁招待競技大会で、総合第1位という輝かしい成果をもたらした。その際中国を訪れ、祖国の選手団を激励した。 これまでスポーツ、文化、商工活動などの豊富な分野で務めた職責経験が「みんなのまとめ役」としての資質をみがきあげた。在日1世として「守るべきもの、伝えていくべきものがある」と力説する。知人と酒を酌み交わし、酔ったときには「われらの願いは統一」を口ずさむ。 「とりあえず一杯飲んで、話して」が口癖。 80歳になってもなお若々しい情熱を「祖国統一」と朝・日の関係改善に注いでいる。 [朝鮮新報 2005.11.16] |