朝鮮U−17の「兄貴分」 |
柔整師 金福天さん 柔整師として大阪市内の整骨院で働く。23歳。 今年、ペルーで行われた17歳以下のサッカー世界選手権に出場した朝鮮代表の選手たちにとって「兄貴的」存在。本大会前、平壌での1週間の合宿にチームトレーナーとして同伴し、選手たちのケガの治療、体調管理などの世話をした。先月、熊本で行われたAFCユース選手権予選(18歳以下)でも同様のこと。 熊本での選手団らの歓送会。別れ際に「ポクチョン、ポクチョン!」と選手、チームスタッフからわき起こるコールに自然と目頭が熱くなった。「この子たちのためなら最後まで何かやってやりたい」。 「やりたいこと」がもう一つ。東大阪朝鮮中級学校サッカー部時代、全国中学校サッカー大会に初出場、主将だった。3年間育ててもらった同部の朴秀勇監督に「恩返しがしたい」。平壌に帰った選手らに贈りたい言葉がある。「君らと『サッカー』の舞台でもう一度会いたい」 [朝鮮新報 2005.12.14] |