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大阪朝高 吹奏楽部第1回演奏会 3年間で再建したわがクラブ、わが音楽

「温かい音楽」を目指して全員合奏

OB合同の合奏

 大阪朝鮮高級学校吹奏楽部第1回演奏会が3日、東大阪市立市民会館で開かれ、同胞、学父母、教職員、朝鮮学校および日本学校生徒など、約600人の参加のもと成功裏に行われた。

 今年初めて催された大阪朝高吹奏楽部の演奏会は、部員8人で始まったサークルを、3年間の活動を通して再建し、その活動を支えてくれた多くの人たちへの感謝の気持ちを伝えるものとなった。現在、部員数は25人。吹奏楽部は、大阪府吹奏楽コンクールで優秀賞を受賞するなど、さまざまな活動を行ってきた。

 演奏会では、大阪府立淀川工業高等学校吹奏楽部・丸谷明夫先生からのメッセージやたくさんの祝電も紹介された。

演奏会の一場面

 「思郷歌」「懐かしき故郷」「リムジン江」などの朝鮮の名曲はじめ、演奏会では、映画音楽や世界の名曲などが披露され、全国大会に出場する同校サッカー部の応援歌をみなで大合唱する場面もあった。

 公演終了後、吹奏楽部3年生のある生徒は、「今回初めての演奏会を通して、音楽を楽しむ気持ちと、たくさんの人々が応援してくれていること、支えてくれた人たちがいたからこそ、演奏会というすばらしい舞台に立てた。これからも感謝の気持ちを忘れず、たくさんの舞台で活躍し、大阪朝高吹奏楽部を発展させていけるよう努力していきたい」と決意を述べた。

 また、ある主婦は、「吹奏楽部が再建されてわずか3年という短い期間に、このようなすばらしい演奏会ができたこと自体驚いている。プログラムも手作りでおもしろかったし、子どもたちが曲に乗って演奏しているので、私もゆったりと楽しく聴くことができた」と感想を話した。また別の主婦は、「全部の曲がすてきだった。このような機会に出会えたことは私にとって本当に幸せな時間だった」と感想を残した。【大阪朝高】

[朝鮮新報 2005.12.24]