〈観客席から〉 もはや「夢の舞台」でない/もう一段階高いレベルに/民族教育の集大成 |
安公栄(ラグビー部父母会会長) 1、2年生部員の父母を含めた父母会全員が一致団結して選手たちを支えようと今までがんばってきた。厳しい状況が続く在日同胞社会にあって、大阪朝高ラグビー部の快挙は明るい「希望」だ。「花園」はもはや「夢の舞台」ではない。この感動を在日社会は忘れないだろう。これからも全国大会の「常連校」になるよう、がんばってもらいたい。 兪基奉(大阪朝鮮高級学校校長) 朝高の名を全国に轟かせた選手たちに、まずはよくやったとほめてあげたい。新年に向けて同胞社会もさらに活気づくことだろう。これでまた新たな伝統が生まれた。後輩たちが立派に継いでくれると確信している。 河慶治(河勇吉主将のアボジ) とにかくがんばった。選手全員がひとつになってよく闘った。声援を送った同胞みなが同じ気持ちだろう。正月にもかかわらずたくさんの同胞が駆けつけてくれた。その目の前で勇姿を焼き付けてくれた選手に心からありがとうと言いたい。 趙顕徳(昨年の主将、現・明治大学ラグビー部) 正智深谷戦は、これまでで一番いい試合だった。昨年の結果を上回ったことで、もう一段階、高いレベルまで手が届いた。3年生は残せるものをきちんと後輩に残して、1、2年生はこの伝統を立派に引き継いでいってほしい。 康基成(大阪朝高学生委員長) 全国の朝高の代表だという気持ちで応援に臨んだ。ベスト16という成果は大阪だけの力で達成できたものではなく、今まで民族教育が築き上げてきた集大成だ。選手たち全員を誇りに思う。(敬称略) [朝鮮新報 2005.1.6] |