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上半期注目はサッカーW杯最終予選 在日の2選手も代表に

選抜とインターハイの2冠に輝いた大阪朝高ボクシング部の朴忠南選手(左、インターハイのライト級決勝戦)

 2004年は、元WBC世界スーパーフライ級チャンピオン洪昌守選手が8度目の防衛に成功し、華々しく幕を開けた。在日同胞スポーツ界では、同胞選手が世界を舞台に活躍。朝鮮学校の生徒たちをはじめ、アボジ、オモニたちも大活躍した。

 アテネオリンピックでは、北南の選手たちが共同入場した。朝鮮選手団は銀4つ銅1つを獲得した。

 サッカー界での活躍も目立った。朝鮮のA代表は、2006年W杯ドイツ大会アジア1次予選を突破。在日同胞Jリーガー2選手も得点を挙げるなど貢献した。U−17、女子代表も日本で活躍を見せた。

 大阪朝高ボクシング部の朴忠南選手(高3)は、選抜とインターハイの二冠を制覇。北海道朝高ウエイトリフティング部の金恵娟選手(高3)は全国高校女子選手権大会で2連覇を達成し、高校新記録も樹立した。

 東大阪中級サッカー部は7年ぶりの全国大会出場。九州朝高の金亜蘭選手(高1)は、水泳で朝高生として初めてインターハイに出場した。

 大阪のオンマーズは、全国ママさんバスケ大会で、東京の高麗SCは、マスターズのサッカー全国大会でそれぞれ初優勝を飾った。

各種同胞スポーツ行事も

 2005年は、2年連続で全国大会に出場し、ベスト16に輝いた大阪朝高ラグビー部の活躍で幕を開けた。

 今年上半期の注目は、なんと言ってもサッカーW杯アジア最終予選だ。とくに朝鮮代表に選ばれた安英学(アルビレックス新潟、※名古屋に移籍)、李漢宰(サンフレッチェ広島)の在日2選手に注目が集まっている。

 同胞社会では、総聯結成50周年を記念する体育行事なども予定されている。在日本朝鮮人体育連合会は、3年ぶりに2月に朝・日体育人新春懇親会を開く。4月には、同胞を対象とした体力検定も予定している。その他、各地の地方協会と競技協会もさまざまな大会を企画している。朝高生たちの全国大会での活躍も期待される。

 2004年に同胞が活躍した主な世界大会、全国大会のまとめ、2005年の体育行事日程(現段階での予定で、変更もありうる)を掲載する。

[朝鮮新報 2005.1.21]