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第19回中級学校サッカー選手権 大阪同士の決勝、大阪ㄴがV

 第19回在日朝鮮中級学校サッカー選手権大会が18日から20日にかけて、静岡県・小笠山総合運動公園エコパにて行われ、大阪匹が優勝した。在日本朝鮮人蹴球協会・技術部の申載南氏が大会をふり返った。

常にゴール意識したプレーを

優勝した大阪ㄴチーム

 今大会では、決勝で大阪同士が対戦したことでもわかるように、大阪の選手のテクニック、スキルのレベルは非常に高かった。他のチームでは、優勝した大阪匹に準決勝で惜しくもPKで敗れはしたものの、広島鼻の健闘が光った。

 今大会は学校単位での参加ではなく、各地の朝鮮高級学校の各学区から選抜されたチーム単位で行われた。選抜チームだけあって選手各々のレベルは高かった。その個人の能力がチームとして上手くかみあったチーム、すなわち事前に合同練習などで準備をしっかりしたチームが上位に食い込んだ。

表彰式で笑顔の優勝チーム

 また、選抜チーム同士の試合であっても、必ず勝つという強い気持ち、戦う気持ちが伝わるゲームが数多く見受けられた。

 今後の課題としては、一つ一つのプレーの目的をもっと明確に、かつ常にゴールを意識したプレーを心がけなければならない。相手からプレッシャーを受けてもしっかりと顔を上げ、自分の技術を存分に発揮し、たとえ「オフ・ザ・ボール(ボールを持っていないとき)」でも常にゴールを意識して、より早い動き出しの準備をすることが大切だ。

 守備にしても、ゴールを守り、ゴールを奪うという意識を常に持ち、チャレンジ&カバー、アプローチなど守備の基本をもっと徹底しなければならない。

中・高級部指導者講習会も 中学生年代のポイント

 今大会では中級部の指導者だけでなく、各高級部の指導者も一堂に会し、夜間に講習会を開催した。講師には、日本サッカー協会・指導者インストラクターの大野真氏(神奈川県立城山高校サッカー部監督)を招き、昨秋日本で開催され、朝鮮が準優勝した「AFC17歳以下選手権」の試合分析と、中学生年代に関する指導のポイントに関する講義を受講した。

優勝:大阪ㄴ、2位:大阪ㄱ、3位:東京ㄱ、4位:広島ㄱ、5位:愛知ㄱ、6位:神戸、京都、8位:東京ㄴ、9位:茨城、10位:愛知ㄴ、11位:東北、12位:神奈川、13位:広島ㄴ

【優秀選手】
 キム・ジャンヒ(GK、大阪鼻)、カン・ソンチョル(DF、大阪鼻)、リ・ジョンチョル(MF、東京鼻)、カン・ミョンギ(FW、大阪匹)

[朝鮮新報 2005.1.27]