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NO1キャッチャー キム・ウンジュ選手

キム・ウンジュ選手

 小柄で色白。髪はポニーテール。ソフトボールの選手と紹介されても、にわかには信じがたい。

 キム・ウンジュ選手(24)は第8回アジア選手権大会で、「ベストキャッチャー」に選ばれた。のみならず、「盗塁王」にも輝いた。

 ソフトボールを始めたきっかけは、「周りに進められて」。なんとなく始めたソフトボールだが、今ではアジアでは押しも押されもせぬ名選手となった。

 「これまでの大会では選手のほとんどが自分より年上だった。しかし、今回はほとんどが自分より年下で、戦力的にもやや落ちた。4位を決めるフィリピン戦が一番苦しかった」とキム選手は述べながら、「それでも監督、選手が一丸となって世界選手権の出場権を獲得しようとしたところに勝因があるのでは」と語った。

 彼女が所属する牡丹峰体育団は、国内でも屈指の強豪チーム。ナショナルチームのメンバーの8〜9割がこのチームから選ばれる。気候が寒い朝鮮では、春から秋にかけては屋外で実践的なトレーニングを行い、冬は屋内で筋トレなどを行っている。

 キム選手は、「スポーツを通して祖国の名を轟かせるためにも、来年の世界選手権で好成績を収められるよう、日々のトレーニングに励みたい」と今後の抱負について語った。

 パク監督も、「今大会での欠点を克服し、世界の強豪と対等に渡り合える戦力をチームが持てるよう、研究を積み重ねていく」と力を込めた。

 「監督と選手たちは、来年の世界選手権で好成績を収め、人民に喜びを与えたいという一念でがんばっている。今大会の結果を分析し、さらに強いチームに育てあげ、世界選手権に臨みたい」(オ書記長)

[朝鮮新報 2005.2.3]