top_rogo.gif (16396 bytes)

〈2006年サッカーW杯アジア最終予選〉 同胞応援席から

 埼玉スタジアムの一角を真っ赤に染めた5000余人の同胞応援団は、死力を尽くし戦う朝鮮選手を、最後まで力の限り応援した。

 「僕らは12番目の選手。大学では応援の練習もちゃんとやってきた。僕らの声で選手を鼓舞したい」(試合開始前、左右の頬に朝鮮語で「チョ」「ソン」のフェイスペイントをしながら。朝大経営学部1年の崔友範さん)

 「ここはアウェーだけど、一騎当千のつもりで最後まで応援する」(試合開始前。朝大経営学部1年の黄哲秀さん)

 「試合はやってみないとわからない。フェアな戦いを望む」(試合開始直前。長野から来た李日東さん)

 「『愛国歌』の合唱を初めて聴いた。鳥肌が立った」(『愛国歌』の合唱が終わって。自由席にいた同胞青年)

 「『負けられない試合』があるのは僕らも同じ。不屈の闘志を感じたい」(試合開始直後。赤い半袖のTシャツ姿で朝高応援団を指揮する3年生の尹成輝さん)

 「勝負はこれから。後半に強いチームだと聞いている。最後までわからない」(ハーフタイム。岡山から来た邊志遠さん、28)

 「最初は少しドキドキしたけど、みなさん紳士的で熱狂的ないいサポーターですね」(後半開始直後。入場口にいた、大会運営スタッフ)

 「いいムード! うちらのペースだよ!」(後半10分過ぎ、力強い立ち上がりを見て。朝高応援団員)

 「チョソン! チョソン!」(同点に追いついて。言葉にならない歓喜の声をあげる応援席)

 「クェンチャナ! クェンチャンタ(大丈夫)!」(ロスタイムの失点後、最後まで声を枯らして選手を鼓舞する応援団)

 「サッカーにはあまり詳しくないけど、一生懸命走っている選手たちを見て胸が熱くなった」(試合終了後。兵庫から来た李京子さん、62)

 「悔しい。だけど選手たちはアウェーで日本相手に最善を尽くしたと思う。ホームでの雪辱を願っている」(試合終了後、シャトルバスに乗りながら。神奈川から来だ炯旭さん、18)(鄭尚丘記者)

[朝鮮新報 2005.2.12]