留学同、日本の大学生「共に応援する集い」 「朝・日の友好連帯を若者から」 |
「W杯アジア最終予選日本対朝鮮〜日本と朝鮮の友好を願い、共に応援する集い〜」が9日、東京・新大久保のコリアタウン・チャガルチ市場で行われ留学同、日本の大学生ら約60人が声援を送った。 「共に一つの場所に集まりサッカー観戦と応援を行うことによって、日朝友好連帯を、若い学生たちから日本社会に発進していこう」というのが目的。法政大学経営学部3年の申沅燮さん(在日韓国留学生連合会第23代対外協力局長)も参加した。
参加者たちは、赤と青のマフラー、顔に朝鮮と日本の国旗のシールを、腕には赤と青のブレスレットを身につけ埼玉スタジアムに劣らない声援を送った。 午後7時30分の試合開始とともに、留学同の学生と日本の大学生の声援が入り混じり店内は大いに盛り上がった。 前半4分、朝鮮が先制点を奪われると、店内は「ため息」と「歓声」が交差。日本の大学生たちは歓喜のあまり総立ち。それを見た留学同の学生たちは、士気が下がるどころか対抗して「必勝! 朝鮮!」の金成国さん(20、専門学校生)のかけ声に続き、同点、いや逆転を願った。 後半開始16分、留学同の熱い声援がついに届いたのか、ナム・ソンチョル選手(DF、16番)が同点ゴールを決めるとボルテージは最高潮に。数分間、テレビ実況の声がかき消されるほどの歓声で包まれた。 後半ロスタイム、まさかの追加点を奪われ、両手で顔を覆いながら悔しさをあらわにする留学同の学生たち。一方、日本の大学生たちは「奇跡のゴール」に歓喜。 試合終了後は、お互いの健闘を称え、なごやかなムードに包まれた。 金成国さんは、「良い試合だった。朝鮮の実力は思ったより高かった」。 慶応大学の川端優さん(20)は、「今回、このような集いを催して本当に良かった。これからも自由に話せる場をつくっていきたい」と感想を述べていた。(李幸英記者) [朝鮮新報 2005.2.12] |