第9回関東同胞ファミリー卓球フェスティバル 初級ピンポン、中・高級部選手権も |
家族で楽しむのにピッタリ 朝鮮代表輩出にも期待 第9回関東同胞ファミリー卓球フェスティバル(主催=在日本朝鮮人東京都体育協会、在日本朝鮮人東京都卓球協会)が2月20日、東京SC卓球場(東京都港区)で行われ、関東地方の朝鮮学校の生徒や同胞卓球愛好家ら約170人が参加した。関東地方初級学校ピンポン大会と第16回関東地方中、高級部卓球選手権大会も併せて行われた。 「敗れた相手に雪辱」
初級部は、男女、学年、部活を問わず構成された10校16チームによる団体戦が行われた。4チームずつ4ブロックに分かれてリーグ戦を行い、各ブロック上位2チームがトーナメントを行った。 東京勢の活躍が光った中、卓球部員を擁する栃木が接戦をものにし優勝した。男女混合チームで出場し準優勝した東京第2は、準決勝で劇的な逆転劇を演じるなど見せ場を作った。 試合中は余裕の表情すら浮かべていた栃木の選手たちだったが、決勝後は「優勝できてうれしい」とめいっぱい喜びを表現していた。
中級部は、男子学年別と女子の4部門でたたかわれた。 男子中3は、東京の姜承明選手が、中2は千葉の金智也選手が、中1は東京第4の鄭誠太選手が優勝した。 姜承明選手は「中央大会で敗れた相手に勝ててうれしい。高級部にあがってからは、日本の大会などにも出場して勝ちたい」と抱負を語った。 女子は神奈川の金主選選手が優勝。新潟勢も2、3位と活躍した。 往年の名選手も
一般の部は、団体戦と個人戦が行われた。往年の同胞名プレーヤーをはじめ、愛好家や高級部の選手らが出場した。昨年の東アジアグランプリホープス卓球選手権大会で実行委員を務めたスポーツ用品メーカー、TSPの関係者も参加した。同選手権には朝鮮学校生徒も出場している。 団体戦では、荒川支部(東京)が優勝。足立支部(東京)と神奈川が特別賞を受賞した。 個人戦では李光夫選手(59、西東京)が年齢を感じさせないキレのあるプレーで見事優勝した。 会場の大半を借りきって行われた同フェスティバルでは、数十台の卓球台で絶えず練習試合が展開され、卓球を通じて老若男女、学校、地域を越えた交流が行われた。 実行委員らは「卓球は家族で楽しむのにピッタリの競技。いろんな場で楽しんでもらいたい」「(卓球のアテネオリンピック女子日本代表の)福原愛選手は小さい頃から練習に励んでいた。この中から朝鮮の代表がでることを期待している」と述べていた。(文=李泰鎬記者、写真=盧琴順記者) 【大会結果】 ▼初級部 @栃木A東京第2B東京第4、東京第6 ▼中級部 男子中3:@姜承明A徐貴英(東京)B高慶浩(東京第4) 団体:@荒川支部(東京)A東京都本部B足立支部A(東京)、神奈川 [朝鮮新報 2005.3.3] |