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バスケットチーム中級部編 西日本 新チームの見所、注目選手

 3月末の学生選手権大会を前に、前回の東日本に続き、西日本の各校を紹介する。

−九州

 ▼男子 昨年は不本意な成績に終わったが、今年は2年生6人を中心に練習に励んでいる。スピード面を強化するため、走り込みを中心にした体力作りを課題にしている。チーム一丸となったタイトなディフェンスとスピードあるオフェンスが目標。注目選手はガードで4番の金泰永。

−愛知

 ▼男子 前回、中央大会に参加していない分、他チームとどの程度やれるか不安な面はあるが、コミュニケーションを取りながら、勝ち負け以前にのびのびやりたい。

−中大阪

 ▼男子 3年生6人が抜けた新チームは部員数が減り、練習などで大変な面もあるが、初心に戻り基礎から頑張るつもりだ。当面はディフェンスの強化と走れるチーム作りを目指したい。注目選手は金志星。

−東大阪

 ▼男子 バスケットボールが大好きな子どもたちが集まったチーム。その心をいつまでも大切にしてほしいので、練習ではファンダメンタル面を重視している。

 ▼女子 キャプテン夫慶姫が率いる団結力の強いチーム。速攻型のチームを目指している。

−尼崎

 ▼女子 昨年からのスタメンが4人残り、チームワークではどのチームにも劣らないと思う。オフェンス、ディフェンス共に均整の取れたチーム。今年は上位を狙えるので、練習で積み重ねた技術を今後試合に活かしたい。

−西播

 ▼男子 部員は少ないがチームワークは良く、とくにセンター陣が力をつけてきている。ガード、フォワード陣がかみ合うといいチームができ上がる。今は練習を積み重ねて、少しでもレベルアップを計りたい。

 ▼女子 男子に比べ部員は多い。現時点ではチームよりも、各個人のレベルアップに力を注いでいる。選手全員が意識を持って練習に取り組んでいる。レベルアップはこれからだ。

−神戸

 ▼男子 昨年のメンバーに比べ若干落ちる。センターは経験は浅いが高さと技術があり、チーム的にはこれからが楽しみ。一戦一戦を大切に、神戸の伝統を守っていきたい。

 ▼女子 身長は高くも低くもないので、スピードを生かした全員バスケでチーム作りをしていきたい。

−京都

 ▼男子 昨年のチームに比べると、総合的に力が落ちる。また、新チームは身長がそれほど高くなく、中1が2人入っている状態。しかし昨年のチームから受け継いだ強固なディフェンス力と長身センター(趙圭泰)を軸に、昨年末に行われた「神戸カップ」では優勝。チームの状態は上向いている。

 ▼女子 今年のチームは京都府選抜選考会に選ばれた白明華と、チーム1の長身、朴香織のツインセンターを軸にオフェンスを展開するチーム。試合経験も豊富で、昨年、京都市新人戦予選ブロックで優勝した。これからの課題はキャプテン李京姫を中心としたチームワークと、やはり基礎練習だ。

 ※関東と関西のチームが競うのは実質的には中央大会。チームの弱点を知っているコーチ、選手はそれまでに必ず修正できるはずだ。徹底的にウィークポイントを突き、高レベルの試合を期待している。(編集部)

資格の取り方

 審判の資格(ミニ・日本公認)に関しては、各団体に審判員として所属して活動し、試験の推薦をもらって受験しパスしたら取得となります。

 コーチライセンス制度(JABBA認定ライセンス)に関しては、中学や高校では先生方が多忙のため講習が難しいということで、決定までに至っていないはずですが、大学、一般(たぶん高校もすぐになると思いますが)はこのライセンスがないとチームの登録ができなくなります。日本協会のJABBAプランの中で生まれてきた方針です。

 講習は、各地方協会が統括して行っており、中体連、高体連、大学一般クラブのおよそ3団体で受け付けています。年間5回の日程で、最後は認定試験もあります。合格すれば、晴れて「日本バスケットボール協会公認コーチ」として認定されます。昨年度も、私を含め3人が合格しています。

 これからバスケットの審判もそうですが、コーチ陣も有資格者が必要かと思われます。高校生でも取れますから、このような情報を流してあげれば新しい人材育成にもつながると思います。

 興味はあるが、方法がわからないという場合が多いので参考にしていただければと思います。(神奈川、リョンギ)

[朝鮮新報 2005.3.24]