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第11回朝高空手道選手権 レベルアップ示した大会

レベルアップ著しい朝高選手たち

 朝高空手部が急速にレベルアップしている。それを見せつけたのが、5月8日に大阪朝鮮高級学校体育館で行われた第11回全国朝鮮高級学校空手道選手権大会だ。

 日本各地から7校、約90人の選手らが参加し、白熱したたたかいを繰り広げた。大会では男子団体戦、女子個人戦の組手試合が行われた。

 男子は、決勝で神戸を僅差で下した東京が優勝した。女子は、昨年の第1回国際武道大会で代表に選ばれた李麗旭選手が優勝した。

男子団体の試合

女子個人戦で優勝した李麗旭選手(大阪)

 現在、各地の朝高空手部選手たちは、国際大会出場への門戸が開かれたこともあり、国家代表選手を目指し、日夜けいこに励んでいる。神戸朝高の鄭勇喜選手(3年)は、すでに兵庫県大会を勝ち抜き、全国大会出場を決めている。大阪朝高の姜知衣選手(3年)は大阪府国体強化選手に指名された。

 在日本朝鮮人空手道協会では、2006年アジア大会(オマーン)、07年アジアジュニア・カデット大会を目指し、朝高空手部から優秀な選手たちを多く発掘し、朝鮮代表候補選手の選抜を行っている。

 各空手部の熱意も上がり、レベルも徐々にアップしている。今大会も、朝高選手たちが国際大会の舞台に立つ日もそう遠くないことを予感させるものとなった。【在日本朝鮮人空手道協会事務局】

【成績】

 男子団体 優勝=東京朝高、準優勝=神戸朝高、3位=神奈川朝高、4位=広島朝高

 女子個人 優勝=李麗旭(大阪朝高)、準優勝=文知世(東京朝高)、3位=姜知衣(大阪朝高)、4位=周慶華(東京朝高)

[朝鮮新報 2005.6.8]