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各地蹴球協会ニュース1−東京蹴球協会

 今後、各地の蹴球協会の活動やニュースなどを取り上げていく。第1回目は東京蹴球協会の今年度事業計画。

【目的】

 ウリ学校でサッカーをするすべての学生たちが、サッカーを通じて民族性を強く持つようにするとともに、礼儀と健全な身体を育てる。

【コンセプト】

 初級部低学年から高級部までの一貫指導を確立し、東京朝高サッカー部が全国の舞台で活躍するとともに、ここで育った生徒たちがJリーグや国家代表に選出されるようにする。

 「ウリチュック(我々のサッカー)」の復活。「ウリチュック」とは、選手がサッカーをする喜びと誇りを感じ、観客(同胞)に感動と興奮を与えることだ。

【事業計画】

 1、指導者養成

 @コーチ同士による指導者勉強会の開催

 コーチ同士で問題点を討論し合い改善。トレーニング内容を統一する。

 A指導者資格の取得

 コーチングの質を向上させるために指導者資格の取得を推進し、時間・財政的なサポートを東京朝高サッカー部OB会とともに進めていく。

 2、選手育成

 @初級部低学年サッカーの推進

 東京大会を朝高の人工芝グラウンドで実施する。

 A初級部高学年サッカーの強化

 3年前から行われているFCコリアJrと学校のクラブ活動とのタイアップを図り、「個」の強化にも力を入れてゆく。

 B中級部サッカーの強化

 週1回の学年別選抜トレーニングを実施(希望者も参加)。

 3、専門コーチによる指導

 1年 コーチ=高秀民(東京朝高サッカー部OB・日本サッカー協会C級指導員)

 2年 コーチ=黄永宗(FCコリア、主将)

 3年 コーチ=高武司(在日本朝鮮人蹴球協会、技術部)

 このように初級部からの育成を積み上げることで、高級部で力を発揮できるような環境を整えていく。大事なことは、協会としての結果を求めるのではなく、いかに良い環境を生徒たちに与えられるかを常に考え、実行していくことだ。

 その結果として「安英学2世」が誕生してくれれば、これ以上うれしいことはない。

[朝鮮新報 2005.6.9]