関東地方バスケットボール初、中級部新人戦 「暑さなんか吹き飛ばせ!」 |
初級部新人戦 関東地方初級部新人戦(兼ヘバラギCUPシード権大会)が5月1日、小豆沢体育館(東京・板橋)で行われ、男子5チーム、女子8チームが参加した。試合結果は以下の通り。 【男子】 優勝 東京第1 【女子】 優勝 東京第3 講評 初級部では、とくに女子のレベルが例年に比べ高かった。 新人戦では単純なパスミスやヴァイオレーション、アンスポまがいの危険なファウルが目立つが、今年はそれよりもナイスプレーが続出した。ベスト4のチームは一日3試合というハードな日程であったが、基礎体力の差、基礎技術の差が勝敗を分けたと言えよう。チームにもよるが、マンマーク時のファイトオバーや、1on1からのパスさばきなど、いいプレーが多かった。 男子では何よりもまず基本的なシュートフォーム(スナップ、レイアップ)、ディフェンススタンス、ハンドリングなどを教えないといけない。マンツーマンディフェンスができないための2−1−2ゾーンディフェンス(もどき)はもう機能しないだろう。今後を考え、せめてハーフマンツー、あるいはゾーンプレスをかけないと男子のレベルアップはありえない。 各コーチは練習ゲームなどでとくにディフェンス練習に重点を置き、そのうえでの指導が必要だ。スポーツの世界は技術一番ではないので、会場でのマナーや躾もきちんとし、次大会に挑んでほしい。 男子は東京第1、西東京第1が、女子では東京第3、東京第6、埼玉、東京第2が、第3回ヘバラギCUPのシード権を獲得した。 「たかが小学生じゃないか」と、もうバカにはできない。第3回ヘバラギCUP(8月1〜3日、東京)は熱いだろう。 中級部新人戦 関東地方中級部新人戦が5月2日、小豆沢体育館で行われた。試合結果は以下の通り。 【男子】 優勝 東京第4 【女子】 優勝 東京第4 講評 男子は全般的にセンター不在の平面バスケであったが、スピード感あふれる好ゲームが続いた。とくに第1、第4、神奈川が目立つ大会になった。第4のガード陣は強力であった。コンタクトをしっかりと持てれば、磨きがかかるはず。全チームとも去年よりかなり実力が落ちている感が否めない。今後、まず男子はトランジション(攻守の切り替え)を早め、高い位置でのプレッシャーを心がけ、ファウルを少なくしなくてはならない。そして、シュートの成功率を高める必要がある。1on1なら抜くという意識の向上、ミートフットの徹底など、夏の大会までにやるべきことが山積みだ。 今年の関東女子は第4、朝中の2強で、ほかはどこが勝ち上がってもおかしくない。女子では試合中にジャッジに対する不必要なアピールがある。ドライブに対するマンマーク(ファウルの3原則)やシリンダーの権利など、ルールの穴をしっかりと教えれば、それがファウルであることは明白にわかるはずだ。よく「当たっている」というアピールがあるが、それだけではファウルにならないということも理解させなければいけない。 トラベリングも目立った。日頃、左右どちらもドリブルがつけるようなハンドリング、ドリブルドリルを徹底してもらいたい。女子もトランジションを早める必要がある。ボールラインを守れず、アウトナンバーで攻撃されるケースも多かった。 夏の都大会から、新ルールが適用される。各学校ではルールの徹底を行い、とくに審判は、学生と共にスコアシートの記し方も勉強しておかなければ大変なことになりかねない。 きっちり修正し、地区予選を勝ち上がり、ブロック、都大会、県大会に進出してもらいたい。 [朝鮮新報 2005.6.23] |