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第32回柔道選手権 京都、2年ぶりに制覇 個人戦は金泰義選手(大阪)が優勝

京都(右)×大阪の大将戦

 第32回在日本朝鮮人柔道選手権大会が6月26日、東京の江東区スポーツ会館で行われた。大会には、東京、大阪、京都などから同胞柔道家や愛好家が参加。総当りによる団体戦(5対5)とトーナメント方式の個人戦(無差別)が行われた。

 団体戦には東京、大阪、京都、朝青東淀川、朝大の5チームが出場した。連覇を狙う大阪と前回2位の京都が順当に勝ち星を重ね、全勝同士で直接対決を迎えた。

 個々人の力で勝る大阪に対し、京都は持ち前の気迫と団結力で対抗。2勝1敗と接戦をものにし、2年ぶりの優勝を果たした。

団体戦で優勝した京都

 大阪戦に大将として出場した京都柔道団の金鍾河団長は「(京都は)みんな兄弟みたいに仲がいい。チームワークで勝っていた」と勝因を語る。京都は週1、2回の練習を行っており、京都中高柔道部の指導も行っている。メンバーたちはその日になると自然に集まるという。柔道が生活の中に自然に根を下ろしていて、「みんな楽しんでやっている」(金さん)。

 一方、個人戦決勝は前回と同カード−朝鮮代表経験もある金泰義選手(大阪)と金一虎選手(朝大)が激突した。金泰義選手が見事な一本勝ちで優勝した。

 閉会式であいさつした在日本朝鮮人柔道協会の康浩奉副会長は「気合あふれるすばらしい熱戦が繰り広げられた。柔道が各地同胞の団結に貢献できるよう、高い意識を持って練習に励もう」と述べた。

 【大会結果】

 ▼団体 優勝=京都、2位=大阪、3位=東京

 ▼個人 優勝=金泰義(大阪)、2位=金一虎(朝大)、 3位=宋善雄(東京)、成耆允(大阪)

 ▼敢闘賞 金泰義、金一虎、宋善雄、朴成俊(京都)

[朝鮮新報 2005.6.30]