WBCスーパーフライ級世界戦・前座試合 金太洙選手が勝利 |
大阪朝高出身 梁学哲監督も応援
18日、大阪府立体育館で行われたWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチで洪昌守選手が王者に返り咲いた。その前座の第3試合目・フェザー級10回戦に洪選手と同じジムに所属する金太洙選手(リングネーム=光山健、23)が出場した。タイ国フェザー級8位ワイヒン・チュワタナ選手を判定で破り、勝利をものにした。 金選手は大阪朝鮮高級学校ボクシング部出身で99年3月、全国高校ボクシング選抜のフェザー級で準優勝、同年8月のインターハイでもベスト8に入った実力者だ。朝高時代に培った精神力と力強いファイトは健在で、プロ戦績は今回の勝利を含めて5戦4勝(2KO)1敗となった。 応援席には大阪の朝青員らが陣どり「太洙!」を連呼し、大きな声援を送った。また、恩師である大阪朝高ボクシング部の梁学哲監督と部員らも応援に駆けつけた。部員らは「ケーソク、チョンヂン!」と叫びながら先輩の勇姿を見守った。 「道険笑歩」の文字が刺しゅうされたトランクスをはいて試合に望む金選手の姿から、洪選手への尊敬の念がうかがえる。 「洪昌守選手のようにこれからも上をめざしたい。応援してくれたみんなの期待に応えられるボクシングをしていきたい」(金明c記者) [朝鮮新報 2005.7.21] |