〈東アジアサッカー選手権〉 朝鮮代表総合1位、アジアの強豪と堂々渡り会う |
サッカー東アジア選手権大会が7月31日〜8月7日まで南朝鮮で開催された。朝鮮男子は3位、女子は2位の成績で合計勝点は10、男女総合優勝を果たした。南朝鮮で開催された今回の東アジア選手権は、朝鮮代表にとって意義深い大会となった。 「ウリヌンハナ(われわれは一つ)」−朝鮮代表が出場するすべての試合で、南の市民らが統一旗をなびかせていたのが印象的だった。 南の同胞らが朝鮮代表のサポーターとなり、伸び伸びとプレーをする朝鮮選手たち。朝鮮男女チームが日本に1−0で勝利したのは朝鮮選手の「気迫」もさることながら、南同胞らの声援があってこそだった。
北南同士の試合は激しくも、終わって見れば統一ムード一色。「一日も早く統一できればいい」と願う南の同胞らがそこにはいた。 朝鮮女子は闘志あふれるプレーで最終戦の強豪中国を破ったが、男子はあと一歩及ばず敗退。選手たちはグラウンドにうずくまり、優勝を逃した悔しさをかみ締めていた。 2006年ワールドカップ出場を逃した朝鮮男子だが、目は次のワールドカップに向いている。 「今大会は2010年のワールドカップを照準に、若い選手でチームを構成した」(キム・ミョンソン監督) 若手中心となったメンバーが今後、国際大会でどのような活躍を見せてくれるのか。また、在日同胞Jリーガーの安英学、李漢宰選手の活躍も楽しみなところだ。朝鮮代表(男子)は17日、ワールドカップアジア最終予選でバーレーンと戦う。(金明c記者) [朝鮮新報 2005.8.11] |