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〈東アジアサッカー選手権〉 北南対決あれこれ

 ●女子の試合が始まった午後5時15分。まだ陽が落ちず、強い日射しが照りつける座席を避けてか、東側の席がまるまる空いていた。女子の試合に集まった観衆は1万2000人。世界の視線が集中した男子の試合は2万7455人。女子サッカーへの関心が男子サッカーよりもまだ低いことを実感させる場面も。

 ●選手たちはフェアプレーで、北南が一つだということを感じさせてくれた。倒れた選手の背中をたたき、互いにいい試合をしようと健闘を称えあう。

 ピッチの脇に置いてある水を、共に笑顔で飲む和やかな場面も見られた。統一が目の前に近づいているという雰囲気だった。

 ●試合の熱気に負けず劣らず、取材の熱気も一際目立った。国内外の取材陣400余人が訪れ、ゴール裏で歴史的瞬間を納めようと試合に集中するカメラマン。一方、総聯同胞応援団のインタビューを収めるため、南テレビ局のMBC、KBSなどが観客席に押しかける場面も。周りの南の同胞も何事かと目線を向けていた。それだけ関心の高さがうかがえた。(4日、全州W杯スタジアムで)

[朝鮮新報 2005.8.11]