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インターハイ ウエイトリフティング、ボクシング 声援の中、熱戦

 1日から千葉県各地で行われている全国高等学校総合体育大会(インターハイ)。今年も、ボクシング、ウエイトリフティング、水泳の各競技に朝高の生徒たちが参加し、熱戦を繰り広げている。

2選手とも自己新

自己新を更新し、総合10位の成績を収めた尹秉舞I手

 八千代市市民体育館で9〜12日まで行われたウエイトリフティングの最終日、北海道朝鮮初中高級学校から尹秉舞I手(3年、94キロ級)と李在Q選手(2年、105キロ級)の2人が出場した。

 尹選手はスナッチで103キロ、ジャークで136キロを成功させ、総合10位の成績を収めた。一方の李選手は、スナッチで96キロ、ジャークで125キロを挙げ、総合13位。

 同校の金有燮監督は、「今日の競技に向けて、調整がしっかりできた。そのおかげで、2人とも自己新を更新した。尹選手は体の故障に悩まされ、一時は伸び悩んだ時期もあった。総合成績は10位だったが、自己新を出せてよかった。李選手はまだ2年。来年は優勝も期待できる」と総括した。

 尹選手は、「中級部からウエイトリフティングをやってきて、自己新更新という結果を出せてうれしい。6年間通じてやってきたウエイトリフティングのおかげで、人間的にも大きく成長したと思う」と感想を述べた。

 李選手は、「正直な感想は、『やっと終わった』というところ。自己新をマークできたのはうれしいが、満足はしていない。来年の大会に向けて、これからモチベーションを高めていきたい」と意欲を見せた。

各校から10人出場

ミドル級準決勝、李英行選手(右、東京朝高)×東弘樹選手(西武台千葉高)の試合。李選手が判定で勝利し、決勝戦に進んだ

 1〜7日まで行われたボクシングには、東京、大阪、神戸、広島の各朝高から10選手が出場。東京朝高の李英行選手(3年、ミドル級)が2位、大阪朝高の金在鴻選手(2年、ライトウェルター級)が3位を獲得した。

 李英行選手は試合後、「3年間のトレーニングの成果を発揮することができた。優勝はできなかったが、それ以上のものを学べたし、今大会は自分自身がさらに成長するきっかけとなった。試合では負けたが、気持ちでは負けなかった。これからも朝鮮人としての誇りを胸に生きていきたい」と述べた。

 大会期間、会場には各学校のボクシング部員や学父母、関係者らが多数訪れ熱い声援を送った。

 残り8選手の成績は次のとおり。

 金隼基(東京3年、ライト級、3回戦判定負け)、洪昌極(東京3年、ウェルター級、2回戦判定負け)、安昌祜(大阪3年、バンタム級、1回戦判定負け)、尹成龍(大阪3年、ライト級、2回戦判定負け)、朴善暉(大阪3年、ウェルター級、3回戦判定負け)、崔学世(大阪3年、ミドル級、準々決勝判定負け)、周光植(神戸2年、ライトウェルター級、1回戦判定負け)、金龍哲(広島3年、ライトフライ級準々決勝3回戦RSC)。

[朝鮮新報 2005.8.18]