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JFA公認 C級コーチ養成講習会 「コーチらの資質向上へ」

朝鮮学校のサッカー指導員、朝大生らが参加

グラウンドでの実技

講義に耳を傾ける参加者ら

 JFA公認C級コーチ養成講習会が8月22〜25日、東京朝鮮中高級学校で行われ、各地の朝鮮学校のサッカー指導員、朝鮮大学校学生など31人が参加した。

 C級コーチは主に初、中級生を対象とする指導員資格で、都道府県などが主催する養成講習会で取得することができる。在日本朝鮮人サッカー協会でも各校の指導員たちに資格取得を奨励してきたが、日程の都合などで参加できない指導員が多かったため、今回初めて協会で講習会を主催することとなった。

 講習会参加者たちは3日間にかけてシュート、パス、ゴールキーピング、ボールの奪い方などの実技、コーチング法、競技規則、指導員の役割などについての講義を受け、4日目には筆記試験と指導実践を行った。

 参加した安竜鎮さん(朝鮮大学校4年生)は、「卒業後は朝鮮学校で指導にあたりたいと思っている。これまでサッカー経験のない指導員が指導することも少なくなかったが、初級部からレベルを上げるにはしっかりした知識をもったコーチが指導すべきだと思い参加した。実際にこれまで知らなかったことも多く学べたし、指導能力を高めることができたと思う」と感想を述べた。

 同サッカー協会では、今後も生徒たちを指導するにあたりコーチの資質向上にも努める考えで、東京だけではなく各地でこのような講習会を開く方針だ。

[朝鮮新報 2005.9.15]