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朝大ボクシング部関東リーグ2部昇格 東京でOBらが祝賀宴

「精進重ね、全日本の王座を」

祝賀宴で記念撮影をする朝大ボクシング部メンバーたち

 朝鮮大学校ボクシング部関東大学リーグ2部昇格祝賀宴が11月26日、Civicスカイホール(文京シビックセンター26F、東京都文京区)で行われ、総連中央・金尚一文化局長、朝鮮大学校・朴英植理事長、朴点石副学長、体連・鄭智海副会長をはじめ来ひん、OB、関係者ら80余人が出席した。

 同部は7月、神奈川県スポーツセンターでの2部入れ替え戦で専修大に6対1で勝利し、昇格を決めた。23年間闘ってきた3部リーグから2部に昇格した結果、朝大の今後の試合はボクシング関係者の「聖地」後楽園ホールで行われるようになる。

 祝賀宴ではOB会の朴郷丘初代会長が「OBの涙と汗が染みついた土台の上で、栄誉を手に入れたことをこれからも忘れないでほしい」と語った。続いて朱一助監督(コーチ)、尹文鉉前主将(体育学部4年)が紹介された。

朴郷丘OB会初代会長

 朴理事長が「昇格を新たな出発点にして、これからもたくさんの汗を流してくれることを期待する」と激励した。また、自身の所有する施設を同部の合宿所に提供するなど長い間、支援を惜しまなかった体連・崔哲副会長兼神奈川体協会長が祝杯の音頭をとった。

 在日本朝鮮人ボクシング協会の李学宰会長は祝辞で、「関東2部リーグに進出したことは日本で10本の指に数えるくらいの実力を兼ね備えた証」だと称えながら、「同部の学生たちは素朴で純粋。今の時代、あまり見ることができなくなったハングリー精神に富んでいる。このまま精進を重ねていけば1部昇格も夢ではない」と語った。

 ボクシング部OBの朴光哲選手(プロ修斗環太平洋チャンピオン)も壇上に上がり激励した。またOB会から同部に記念品目録(競技服と競技応援旗)が手渡された。

OB会から記念品目録が手渡された

 祝賀宴では、2部昇格に向けてこれまで主将としてチームを引っ張ってきた尹文鉉さんが、「これまでは、ミットが一つでも足りなければ自分たちで買って練習してきたが、OB会が結成されたおかげで、合宿など財政的な面のバックアップ体制が整い、よりよい環境の下で、練習に打ち込めるようになった」と深い謝意を表した。

 またエースとして活躍した禹泰秀前副主将(文歴学部4年)は、豊富な力量と人数がそろった今年の後輩に期待していたと述べながら、「2部昇格の結果、朝大ボクシング部に入部するため朝大進学を希望する朝高生が増えていると聞き、とてもうれしい」と語った。

 この日、岩手から駆けつけたというOBの具永熙氏は「後楽園での試合は昔からの夢。それが現実となった。今からがスタートでありチャンスだ。どんどんがんばって1部に上がってもらいたい」と激励した。

 これらの激励に応えて、朱一コーチが「1部昇格をなしとげ、全日本大学の王座を狙う」と約束すると会場は嵐のような拍手に包まれた。(李東浩記者)

[朝鮮新報 2005.12.1]