2005年度サッカー協会の主な事業 C級コーチ養成講習会、ポンドリサッカー教室など新規事業を実施 |
在日本朝鮮人蹴球協会は13日、「第13期第4回理事会」を開催した。理事会で行われた報告の中で、今年度協会が実施した主な事業をピックアップして紹介する。 ●「日本サッカー協会C級コーチ養成講習会」 【実施時期】2005年8月22〜25日
日本サッカー協会では、Jリーグでの監督に必要なS級から順にA級(18歳以上)、B級(18歳以下)、C級(12歳以下)、D級(少年少女)とコーチングライセンスを発行している。 在日サッカー界の現状を見渡すと、コーチングライセンスを取得せずに指導しているコーチが多い。その理由としては、講習会受講のために日本の都道府県サッカー協会に申請をしても、希望者が多くなかなか受講できないなどの理由が挙げられる。 協会ではこれまで、平壌で実施されるアジアサッカー連盟主催のコーチングライセンス取得講習に希望者を募って派遣してきたが、これでは時間的にも金銭的にも負担が大きい。 そこで、C級コーチインストラクターの資格を持つ李清敬氏(体連・副理事長、S級コーチングライセンス取得)の協力を得て、短期間で集中的に希望者全員が受講できるよう協会主催で初めて講習会を実施した。 今後、教員が教員免許を取得するように、サッカー指導者がライセンスを取得することを当然ととらえ、来年度も引き続き講習会を実施し、来年度以降は地方でも実施していく予定だ。 ●「ポンドリサッカー教室」
現在、東京では初級部高学年、中級部生を対象に選抜チームでの強化やサッカー教室は実施されているが、初級部低学年(1〜3年)を対象としたサッカー教室は行われていなかった。 協会としては所在地が東京ということで、東京のサッカー発展に寄与すべく数年前から東京朝鮮第3初級学校に協会職員を派遣し、小学校低学年を対象に「ポンドリサッカー教室」を開催してきた。 その「ポンドリサッカー教室」を今年度からは東京第1、東京第5、千葉の3校でも開催し、対象者も昨年度の20人から80人へと拡大した。 また、親子がサッカーボールを通じて一緒に楽しめるイベントとして、「ジョイント・ポンドリ」を11月27日、東京朝鮮中高級学校で開催。親子合わせて200人が参加し、楽しくボールを蹴る機会を提供した。 [朝鮮新報 2005.12.22] |