今回、女子で３位に入賞した朝鮮大学校。現在６人という少ない部員だが結果を残した。

　部を率いるのが宋水麗主将（体育学部３年）。入学時、女子部員は宋さん１人しかいなかった。部員がいないと試合、練習ができないため、多くの人に声をかけた。しかし、「少ない人数で男子と練習したくない」「勉強がしたい」との理由で断られた。苦悩の日々が続いた。しかし、「自分がいないと女子の部がないままだ。自分が守らないと」−バスケに対する人一倍強い情熱が自らを突き動かした。

　男子と共に練習する日々を過ごしゆっくりと仲間を募った。その中で志を共にする仲間が１人、１人と増えてきた。今は３年２人、２年１人、１年３人で毎日練習し汗を流している。

　今年、関東大学リーグに加盟し、３部昇格戦で惜しくも敗れた。「まだ始まったばかり。悔しかったけど来年は昇格を目標にがんばりたい」（宋主将）

［朝鮮新報 2005.12.22］