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オモニたちの携帯情報発信サイト「パラム」 スタートから5カ月、利用者から大好評

 都内の朝鮮学校に子どもを通わせるオモニたちのための携帯情報発信サイト「パラム」が昨年9月にスタートし、5カ月目を迎えた。

 名前には、朝鮮学校およびオモニ会情報を「風(パラム)」にのせて迅速に伝える、向かい風(時代の逆境)をオモニパワーで乗り越えよう、子どもたちの健やかな成長を「願う(パラム)」の意味が込められている。

 主催は女性同盟東京都本部と東京オモニ会連絡会。都内第1〜9の初中級学校オモニ会の代表などで昨年11月に結成された。

 「パラム」は毎月1回女性同盟東京都本部と東京オモニ会連絡会事務局のミーティングを開いている。「機器に弱いオモニたちはインターネットやパソコンを敬遠する傾向も少なくない。たくさんのオモニたちにスピーディかつ正確に情報を伝える手段を模索中、ふと見るとオモニたちの手元には常に携帯電話が置かれていた」ことから思いついたと、同事務局・梁清美さんは言う。

 パソコンは苦手でも携帯メールなら見るのは簡単。梁さんは仕事で扱っている「ケータイ画サービス」(株式会社クラフティックhttp://www.craftec.co.jp/)を思いだした。そのサービスは、空メールを送信すると、飲食店のクーポンなどがもらえるというもの。「パラム」では、このサービスを利用して、学校行事やバザーなどで使われる食材の格安情報などを迅速に配信している。アクセス件数は1カ月に約1000件。現在116人が登録した。利用者たちの間では学校間のつながりができたと大好評。カラーで画像や写真も見られるところが女性たちにウケている。更新は、事務局と各学校オモニ会が行っている。

 サイト運営に費用がかかるため、「どこかの同胞企業が広告協力をしてくれるとありがたい」と事務局のメンバーは口をそろえる。

 全国に先駆けた東京オモニ会連絡会初の試み。同様の携帯情報発信システムなら、他機関でも活用できる。(金潤順記者)

[朝鮮新報 2006.1.11]