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フレンドシップ

 先日、学校チャリティの「ガンバレ! 京都朝鮮第3初級学校フレンドシップコンサート in 同志社」を取材した。総聯支部をはじめ学父母らと日本の大学講師らが共催したイベントだ。

 第1回コンサート(2004年12月)に訪れた観客はほとんどが同胞だったというが、今回(2回目)は、同胞とともに老若男女の日本市民らの姿が目につき、朝鮮学校生徒の歌と踊りのほか、映画などを通し民族教育のあり方に触れていた。

 彼らは以下のような感想文を残した。

 「朝鮮の学校はいろいろな人に支えられ、強いつながりがありますね。将来、夢である教師になれたら、日本と朝鮮学校の子どもたちをつなげる役割を果たしたいです」「朝鮮の民族音楽を初めて聞きましたが、とても美しいですね。日本に住むすべての子どもが安心して学べる環境づくりの必要性を感じました」「大学生など若い世代が日朝をつなげる交流をしていますね。その姿に感動し、自分もがんばりたいと思いました。コンサートを次回のみならず続けてほしいです」

 「草の根」の連帯運動の広がりを感じる。

 在日同胞は今日まで、さまざまな形式で民族教育権擁護のため汗を流してきた。現在では、日本市民に民族教育をアピールすることも不可欠な活動のひとつとなっている。そんな地道な活動の「つぼみ」は、ウリハッキョ生徒の笑顔のような愛らしい「花」となって必ず開花するだろう。(東)

[朝鮮新報 2006.5.23]