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神奈川・湘南西湘支部会館に対する放火事件 総連狙った「テロ」

 2日夜11時ごろ、総連神奈川・湘南西湘支部が入る湘南西湘同胞生活相談綜合センターの建物(藤沢市)を狙ったと思われる放火事件が起きた。通行人が藤沢警察署に通報し、駆けつけた警察官が消し止めた。

 火は玄関入口にある花壇に放置されていた自動車のエンジンオイル缶から上がっていた。中には油と携帯用ガスボンベ2缶、紙や布が入っていた。警察官の話では「火は20〜30センチほどで、幸いボンベ爆発の寸前で消せたので惨事には至らなかった」という。

 さらに警察によると、建物の前の歩道に「テポドン発射記念 お中元お届けします」とカタカナで書かれたタオルが置かれていたという。

 この問題で3日、県庁で記者会見が行われた。談話を発表した総連神奈川県本部の林鍾圭国際部長は、朝鮮のミサイル発射訓練以降、総連や朝鮮学校生徒らを狙ったいやがらせが続く中で起きており、「政治的意図と敵意があると断ぜざるをえない。まさしくテロ行為だ」と指摘。犯人検挙と再発防止を訴えた。

 総連湘南西湘支部の河東鎮委員長は、センターでは同胞の生活支援が行われており、昨年12月に支部が移転してきて以来、近隣の日本人との交流も行われていたとして、「非常にショックで悲しい。同時に怒りでいっぱいだ」と述べた。

[朝鮮新報 2006.8.8]