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〈京都「モア」主催 外国人福祉委員養成講座〉 同胞ら30人が委員に

在日外国人高齢者、障害者支援

 京都外国人高齢者、障害者生活支援ネットワーク「モア」が主催する「外国人福祉委員養成講座」が2〜3日にかけて中京区役所で行われ、総連の活動家と同胞ら30人、日本人9人、中国人1人、ドミニカ人1人が受講。そのうち30人が第1期外国人福祉委員に登録された。

 「モア」は、総連と民団の各京都府本部、京都市、同胞のための福祉事業を行うNPO法人京都コリアン生活センター・エルファが共同で立ち上げ、それぞれの担当者が共同代表をつとめる全国初のネットワーク。この日の講座は京都市の助成事業として行われた。

 2日間の講座では、在日外国人の歴史と文化、高齢者、障害者に関わる福祉施策、制度、相談援助活動に大事なものなどについて、合計約12時間の講義が行われた。「モア」の共同代表でもある加藤博史・龍谷大学教授をはじめ、朴鐘鳴・関西学院大学講師、慎英弘・四天王寺国際仏教大学大学院教授、仲尾宏・京都造形芸術大学客員教授、宋仁浩・北山通ソウクリニック院長、叶信治・東九条のぞみの園センター長、エルファ職員の南c賢氏、京都市職員らが講師を務めた。

 参加者は、京都在住外国人高齢者、障害者の本質的問題から現実問題まで体系的な学習を通して、「モア」の活動を積極的に展開することを誓い合った。【京都支局】

[朝鮮新報 2006.8.10]