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弁論大会の発言から

 李尚祐さん(高1) 初めて参加したサマースクールの文化公演は今でも覚えている。今年の文化公演も、チョソンサラムとしての自信と誇りを与えてくれた。自分と仲の良い子だけに朝鮮人であることを打ち明けるだけでは、友だちがいなくなり、ひとりぼっちになってしまうと思う。みんなが自信を持って学校で本名を打ち明けてほしい。通名でも自分がチョソンサラムだと言ってほしい。

 金綾香さん(高1) 過去に文化公演に出演した。当時、ウリマル、歴史を知らなかったので正直つらかった。そんなときに朝青のオンニ、オッパが私を支えてくれた。私も「支える側」になるため、学生会の活動に力を傾け、広めたい。

 薛東司希さん(高2) 1週間前まで考えていなかったが、今日は本名について話したい。演劇の練習過程で朝鮮人として生きていくということを考えた。でもまわりの友だちと「違う人」になるのが正直こわかった。というのも、職に就けないかもしれないし、朝鮮人だからと言って自分の子どもが差別されたときに後悔するかもしれない。でも、学生会でトンム、先輩、指導員と出会った。ここにいる仲間がいるかぎり、本名で生きていくことが不幸だとは思えない。昨日、演劇で主人公を演じて本名で生きたいと思った。この場で、朝鮮名で、本名で生きていくことを決意したい。朝鮮人として堂々と生きていく。もし、自分が通名に変えようとしていたら「朝鮮人として生きていけよ」と言ってください。

 トンムドゥル、朝鮮人サイコー!

[朝鮮新報 2006.8.29]