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〈中等教育実施60周年記念在日同胞大祝典〉 写真展

民族教育の歩みに深い感銘

写真展を見て回った同胞たちは、民族教育の歴史を感慨深くふり返った

 近畿地方(全26校)の学校沿革の写真展では、各学校の年代別写真が計1000枚以上展示された。

 1997年(8月)、全国中学校体育大会に初出場、16強入りした東大阪朝中サッカー部で当時、副主将を務めた李賢星さん(24、現在北大阪初中教員)は、母校の写真をまじまじと食い入るように眺めていた。

 滋賀から大祝典会場を訪れた朴陽子(34)、朴悦子(32)姉妹は、滋賀初級の写真を見ながら、「古い校舎が懐かしい」(陽子さん)と話していた。

 金判述さん(86歳、大阪府在住)も、夫人と写真展を見て回っていた。「60年前、暮らしはきつかった。しかし学校を建てるために同胞らはお金を出し合った」。中等教育実施60周年の崇高な意義が、ほほをつたう1世の涙に根深く刻まれていた。

[朝鮮新報 2006.10.4]