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「日朝友好関東学生の会」主催で 東京第2・枝川フィールドワーク

枝川フィールドワークには100人を超える同胞学生と日本人学生、市民らが参加した

 9月30日、東京朝鮮第2初級学校で留学同や日本人学生たちで構成する「日朝友好関東学生の会」主催による「朝鮮学校ってどんなとこ?〜東京朝鮮第2初級学校・枝川フィールドワーク」が行なわれ、同胞学生と日本人学生や大学教員、市民、市議ら107人が参加した。

 参加者は授業参観、枝川町のフィールドワークに続き、枝川土地問題をテーマにしたドキュメンタリー映画「ぼくらの学校なくなるの?」を鑑賞し、同校の宋賢進校長と学校卒業生である朝青中央江東支部文化宣伝部長の鄭景心さんから枝川と学校の歴史、裁判の経過などの話を聞いた。

 会の代表でもあり、当日鑑賞した映画の制作者でもある後藤由耶さん(東京経済大学3年)は、「いろいろな人が在日朝鮮人の問題を知り、幅広く広げていけるような出会いときっかけの場にしたい」と考え、今回の催しを企画した。

 昼食を囲みながらの交流会で参加者たちは、「子どもたちが本当に元気で、すくすく育っている」「60年間さまざまな差別を受けながらも、民族教育を続けてきたことはすごいことだ」「21世紀になっても在日朝鮮人の問題が未だ解決されていないのはわれわれ日本人の責任ではないかと思う、解決していきたい」「裁判を起こした東京都の不当さを実感した」などと感想を述べていた。

 「日朝友好関東学生の会」は、今後も早稲田大学において公開講座「日朝友好カレッジ」(10月13、27日)を伊藤孝司氏や徐勝氏を講師として招き行うほか、「日本と朝鮮半島の〈次代〉を創造する若者フォーラム」(12月3日)の開催、年明けには枝川を舞台に続編を制作中の映画「パッチギ!」の井筒監督を招いての講演会も予定している。【留学同中央】

[朝鮮新報 2006.10.20]