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東阿八尾柏原商工会時局講演会 「ぶれない朝鮮の外交」

 東阿八尾柏原商工会の時局講演会が10月26日、八尾プリズムホールで行われ、関係者を含む115人が参加した。八尾市議会議員、町会長など日本市民の姿も多く見られた。

 姜達来会長は開催のあいさつで「入り乱れている状況を紐解きながら、みなさんとともに考えたい」と話した。

 講演の講師は吉田康彦・大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員教授が勤めた。

 講師は「良し悪し」を率直な意見として取り入れ、核実験と国連安保理決議、米朝関係、中国、韓国の動向、日朝関係を軸に情勢を分析した。

 講師は、どんな「逆境」においても朝鮮の外交政策にぶれはなかったと強調し、国連の経済制裁による政策転換、政権崩壊の例はないと述べた。

 ブッシュ政権中の朝米関係についてはこう着との見解を示し、進展は望めないとした。そして中、韓の安保理決議協力は一時的なものだと民族共助、同族意識の浸透を持って説明した。

 最後に「圧力」一本槍の布陣をしく安倍政権側と朝鮮側の主張の相違点に言及した。

 講演を開いた参加者らは「希望が持てた」「迫真的な講義に目の覚める思い」「朝鮮半島は非核地帯として世界にモデルを示して欲しい」と感想を語った。

[朝鮮新報 2006.12.18]