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〈論調〉 戦争の根源除去する米軍撤退闘争

 南朝鮮における米軍撤退闘争は米国の対朝鮮侵略政策を破たんさせ、戦争の根源を除去するためのもっとも積極的な反戦平和守護闘争である。

 米国の対決戦争策動により、朝鮮半島の情勢は一気に緊張して戦争の局面へと疾走しており、核問題の平和的解決のための6者会談の前途には大きな障害がもたらされている。

 朝鮮民族にとって反戦平和守護闘争の第一の標的は南朝鮮占領米軍である。南朝鮮を占領している米軍は、米国の対朝鮮侵略政策を現地で執行している危険な戦争勢力、朝鮮半島で緊張と戦争の危険をつくりだしている基本的禍根となっている。

 米軍の南朝鮮占領の歴史は、朝鮮民族を虐殺し朝鮮半島の平和と安全を踏みにじり、破壊した野蛮な侵略戦争と戦争挑発騒動でつづられている。

 最近、米国は自らの変わることのない対朝鮮敵視、圧殺野望を実現するために6者会談の裏で北侵戦争準備を進めている。

 南朝鮮占領米軍をそのままにしておいては、朝鮮民族はいつになっても安心して眠ることができない。南朝鮮占領米軍は、祖国の地で民族の生存と安全を直接脅かす最も危険な存在、絶対に許せない核戦争の根源である。ブッシュ政権が謀略的な反朝鮮騒動で核問題解決の道に人為的な障害をつくりだし、それを口実に北侵核戦争挑発の道へと公然と走り出しているこんにち、緊張激化と戦争ぼっ発の根源としての南朝鮮占領米軍の危険性はより大きくなっている。

 朝鮮半島で戦争を防止し、平和を守るための朝鮮民族の偉業は当然、南朝鮮から米軍を一日も早く撤退させるたたかいへと向かうべきである。(労働新聞20日付論説)

[朝鮮新報 2006.1.29]