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〈論調〉 親米屈従的な「戦略的柔軟性」合意

 南朝鮮当局がワシントンで米国と行った戦略対話で在南朝鮮米軍の「戦略的柔軟性」の必要性を認めることに合意したことは、米の侵略戦争戦略を称賛し、民族の頭上に戦争の惨禍をもたらす外部勢力に同調する親米屈従的で反民族的な犯罪行為にほかならない。

 南朝鮮当局が米国の強迫に屈してそうした侵略的企図を称賛し、追従したのは、反平和的かつ反民族的な親米屈従行為だと言わざるをえない。

 米国が南朝鮮の「立場を尊重」するというのは話にならない。米国が、植民地としか思わない南朝鮮の言葉に耳を傾け、南朝鮮占領米軍をほかの地域紛争に派兵しないという保証がはたしてどこにあるのか。

 今回の事態により、南朝鮮は朝鮮半島とアジアに対する米国の制覇野望を実現するための前哨基地、兵たん基地に完全に転落するようになった。

 朝鮮半島に核戦争の暗雲がいっそう厚く垂れ込め、朝鮮民族が米国の挑発する地域紛争に巻き込まれる危険な事態が生じるようになった。

 米国は、大勢を直視して、「戦略的柔軟性」などの北侵陰謀をめぐらすのではなく、侵略軍を南朝鮮から即時撤退させるべきである。(労働新聞1月28日付)

[朝鮮新報 2006.2.3]