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スクリーンクォーター縮小に反対 米国のごう慢な通商圧力、チャン・ドンゴン、街頭で訴え

 南で制作された映画の上映期間を定めた「スクリーンクォーター(国産映画義務上映制)」を146日から半分の73日に大幅縮小する方針を政府が発表したことと関連し、人気俳優らがソウル市内の路上で「1人デモ」を繰り広げ、話題になっている。

 4日のアン・ソンギさんを皮切りに、6日には日本でもなじみの深いチャン・ドンゴンさんが「スクリーンクォーターの友だちになってください」と書かれたスローガンを掲げてデモを行った。チャンさんはデモ参加の理由について、「いくらいい映画を作っても、紹介する場所がなければだめ。守らなければ韓国映画は消えてしまう」と語った。

 チャンさんがデモをする光化門・教保ビル前には2000人のファンが詰めかけ、「韓国映画ファイト」などと叫んで激励した。

 スクリーンクォーターの大幅縮小方針は先月26日、韓米貿易自由協定(FTA)締結を前に発表された。上映期間を半分にすることは米国が求めていたもので、映画界からは「ごう慢な通商圧力」と抗議の声が上がっていた。

 「FTA阻止とスクリーンクォーターを守る映画人対策委員会」のアン・ソンギ執行委員長は26日に記者会見し、「自主外交と同等の韓米関係を唱え、これを基盤に出帆した現政府が、国民と文化芸術関係者、文化人、映画人らの信頼に背いた」と政府の対応を批判していた。

[朝鮮新報 2006.2.10]