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〈論調〉 「偽タバコ密売」説は「6者」に障害

 朝鮮の「紙幣偽造」説をねつ造した米国が、最近は「偽タバコ密売」「麻薬密輸」などの問題まで取り上げている。

 このほどホワイトハウス報道官は、朝鮮が「偽造」したタバコが米国市場に流通しているという米紙の報道を既成事実化し、米国は「北朝鮮が不法活動に関与するのを決して許さない」と言った。

 一方、米国防長官は「北朝鮮の基本的なビジネスは米ドル札偽造と麻薬密輸、ミサイル技術の売却」であると述べ、朝鮮が米国の金融制裁に反発している状況で、6者会談再開の展望も明るくないと語った。ここには朝鮮の国際的イメージを曇らせ、6者会談が遅延している責任を朝鮮側に転嫁しようとする米国の企図が潜んでいる。

 6者会談に対する米強硬保守勢力の立場は、どんな口実を設けてでも会談を遅延させ、朝鮮半島で緊張を激化させて政治的利害関係の実現において漁夫の利≠得ようとすることだ。

 このような考え方から、彼らは6者会談に進展の兆しが見えるたびに、新たなねつ造品をつくり出して会談に人為的な障害をつくってきた。

 うそを流布して内政干渉と侵略企図を実現するのは、米国の体質的本性である。ブッシュ政権が「情報」をねつ造してイラクに対する白昼強盗さながらの武力侵攻を強行した事実は、それを証明して余りある。(11日発朝鮮中央通信)

[朝鮮新報 2006.2.24]