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〈論調〉 ハンナラ党の過去清算を

 ソウル高等裁判所は2月14日、朴正煕政権時代の反共謀略事件である「崔鍾吉教授事件」に関連する再審で、当時「中央情報部」がソウル大学教授であった崔氏を「スパイ」に仕立てて逮捕し、酷い拷問によって殺害したあと、「自殺」であったかのように発表し、拷問の被害者を「スパイ」のような犯罪者にした行為に「消滅時効は適用できない」とし、国が遺族に「損害賠償」すべきであるとの判決を下した。

 「崔鍾吉教授事件」は、最近暴かれた「人民革命党事件」と「民青学連事件」「東ベルリン事件」と共に、軍事ファッショ政権が犯した罪悪の一部にすぎないものであり、各種の反朝鮮謀略事件と反人権的蛮行で数多くの愛国的人民と人士を残虐非道に虐殺した「維新政権」をはじめ、歴代ファッショ政権の血なまぐさい犯罪史は全面的に、そして徹底的に清算されるべきだ。

 ハンナラ党は過去史清算闘争に正面切って挑戦している。ハンナラ党が執権すれば、南朝鮮にまたしても民主、人権が抹殺された暗黒時代が復活するというのは火を見るより明らかだ。

 血の涙で染まった受難に満ちた過去を繰り返さないためにはハンナラ党の罪悪の過去を清算し一掃する闘争に力強く決起すべきである。(祖平統書記局報道第916号、2月22日)

[朝鮮新報 2006.3.3]