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マルチメディア「歴代衣装図鑑」製作

 【平壌2月24日発朝鮮中央通信】朝鮮劇映画撮影所がマルチメディア「歴代衣装図鑑」を製作した。

 映画、舞台、美術など文学、芸術作品の創作に必要な衣装、小道具および風俗資料を三国時代、高麗時代、朝鮮王朝時代、近代の4編に分けて紹介している。

 これまでの民族衣装に関する編集物とは異なり、階級と階層別による広範な人々の多種多様な服と装身具、履物、帽子などを科学的な史料に基づいて細部に至るまで編集している点が特徴だ。

 たとえば、20世紀初に奪われた国を取り戻そうと立ち上がった独立軍、義兵と民族主義者、労働者、農民、一般女性と子ども、文武大臣と朝鮮軍隊、そして1910年代を前後して朝鮮に滞在していた欧州外交団と新聞記者、中国東北地方の有志と商人らの服装、小道具がリアルに描かれている。これらの絵はすべて原画である。

 このマルチメディアは、資料のぼう大さと真実性、科学性により、幅広い歴史常識の普及とともに歴史的な美術創作に大いに役立っている。

[朝鮮新報 2006.3.4]